製図一般
 
 製図 機械製図 『線の優先順位』

2種類以上の線が重なった場合の優先順位
『 JIS B 0001 機械製図 』より引用

図面で2種類以上の線が同じ場所に重なる場合には、
次に示す順位に従って、優先する種類の線で描く

a) 外形線 太い実線
b) かくれ線 細い破線又は太い破線 
c) 切断線 細い一点鎖線で、端部及び
方向の変わる部分を太くしたもの
d) 中心線 細い一点鎖線
e) 重心線 細い二点鎖線
f) 寸法補助線 細い実線

線の太さの基準
0.13mm,0.18mm,0.25mm,0.35mm,
0.5mm,0.7mm,1mm,1.4mm及び2mmとする
※参考
シャープペンシルの芯太さ
0.2 0.3 0.4 0.5 0.7 0.9

 製図 図面名称の英語名

製図用語(JIS Z 8114)に規定されている、『図面の名称に関する用語』より引用
  〜drawingで〜図の意

基本設計図 draft drawing;preliminary drawing      
実施設計図 working drawing

計画図  scheme drawing
試作図  prototype drawing
製作図  production drawing

工程図  process drawing
据付け図 installation drawing

参考図  reference drawing

施工図  working diagram
詳細図  detail drawing
検査図  drawing for inspection

承認図  approved drawing

矩計図  sectional detail
基礎伏図 foundation plan
床伏図  floor framing plan
天井伏図 reflected ceiling plan
小屋伏図 roof framing plan
屋根伏図 roof plan
軸組図  framing elevation

平面図 floor plan
立面図 elevation
断面図 section

 建築製図 『尺度と用紙サイズ』

■建築製図に用いられる用紙

JIS規格により
「A列を第一優先とする」と規定されている

A列本判 625x880
A1 594x841
A2 420x594
A3 297x420
A4 210x297

■建築製図に用いる尺度
JIS規格が推奨する図面の種類に対する標準的な尺度

配置図       1/100〜1/500
平面図       1/50(住宅)、1/100〜1/200
立面図       1/50(住宅)、1/100〜1/200
断面図       1/50(住宅)、1/100〜1/200
矩計図       1/20〜1/50
詳細図       1/20〜1/50
展開図       1/50〜1/100
建具表       1/50〜1/100
部分詳細図、原寸図 1/1〜1/30    

 建築製図 『線の種類』

■建築図面に用いる線の種類
JIS規格では15通りの線種が規定されている



多く用いられているのが
「実線」、「破線」、「一点鎖線」、「二点鎖線」の4種類

線の太さはJIS規格により
0.13mm 0.18mm 0.25mm 0.35mm 0.5mm 0.7mm 1mm 1.4mm 2mm
のいずれかとし、
線の太さの比率は
1:2:4とするように規定されている

ただし±10%の許容値が認められており
実際には
「明確に区別できれば規定値から外れてもよい」
とされている

 建築製図 『記号表記』

■建築図面に用いる記号

材料構造表示記号
平面表示記号

建築製図通則-作図一般 『製図』

略号


 建築製図 『建築の主な構造』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
■木造
木材および木質系の材料を用いて建築する構造
柱・梁などの線材で構成される『軸組工法(在来工法)』
壁・床といった面で構成される『枠組壁工法(2×4工法)』
に分かれる

■鉄骨造
主要構造部に鋼材を用いて建築する構造
長いスパンをもつ建築物に採用できる


■鉄筋コンクリート造(RC造) 
引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮力に強いコンクリートを組み合わせた構造
柱と梁で支えるラーメン構造と、壁で支える壁構造がある

■鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
主要構造部に鉄骨を用い、その周囲に鉄筋を配して
コンクリートを打った構造
火災に強く耐久性の高い建築物とすることができる

■組構造
石、煉瓦、コンクリートブロックなどの部材を
積み上げて壁をつくる構造

■補強コンクリートブロック造
コンクリートブロックを鉄筋で補強しながら積み上げて壁をつくる構造

■膜構造
屋根および外壁が帆布などでつくられた構造

■シェル構造
薄い曲面板からなる建築構造  

 建築製図 『建築材料』


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

■機能(用途)による分類
構造材料 
建築物の柱・梁・床版・基礎などの構造体を構成する
仕上げ材料
内・外装の最終的な仕上げに用いる


 建築製図 『図面』

■建築業務の流れと必要な図面