トリチウムが人体にどういう影響があるかについては、いくつかの国際的な第三者機関が報告書を出しています。例えば、

• 経済産業省は、カナダの核安全委員会 (CNSC) の2010年の報告書を紹介しています¹。この報告書では、トリチウムの体内動態挙動モデルや確率的影響、確定的影響、核変換効果、疫学研究などについて記載されています。
• 国立保健医療科学院は、トリチウムの生物影響に関するこれまでの研究から得られた科学的知見とトリチウムに関する食品安全性についてまとめています²。この論文では、トリチウム水の相対生物効果 (RBE) 値は、通常、正中電圧X線と比較して1-2の範囲であるとしています。
• 放射線影響研究所は、国連科学委員会 (UNSCEAR) の2016年の報告書の科学的付属書CのうちRBEについてまとめています³。この報告書では、トリチウム水のRBE値は、ガンマ線と比較して2-3の範囲で観察されているとしています。

これらの報告書はどれも公開されているので、詳細はご自身でご確認ください。もっと具体的な情報をお探しですか？